ゆるリワークの交流会を開催しました

最近、ゆるリワークのメンバーさん同士が、交流できる場をつくってみました。

復職後の近況をゆるく話せるような、そんな時間です。
実際に場を開いてみて、「こういう時間ってやっぱり大事だな」と感じることがたくさんありました。

今日は、その中で特に印象に残ったことと、「ストレスサイン」について書いてみたいと思います。

まず改めて感じたのは、
復職すると、思っていた以上に仕事を抱えるようになるということです。

時短勤務であっても、限られた時間の中で成果を求められます。
「少しずつ慣らしていける」というイメージを持たれる方も多いですが、現実には、復職した瞬間から“仕事モード”に戻らざるを得ない場面が少なくありません。

また、

「休んでいた分、周りに迷惑をかけたくない」
「早く戦力に戻らないと」

そんな気持ちから、無意識のうちに頑張りすぎてしまう方も多いように感じています。

外から見ると「もう大丈夫そう」に見えても、
実際にはかなりエネルギーを使いながら日々を過ごしている。
それが、復職後のリアルだと思います。

交流の中で改めて大切だと感じたのが、ストレスサインに気づく力です。

ストレスサインというのは、
ストレスがかかったときに自分に現れる変化や反応のこと。

たとえば、

・眠りが浅くなる
・イライラしやすくなる
・集中できなくなる
・疲れが抜けない
・頭がぼーっとする

こうしたサインは、人によって本当にさまざまです。

大切なのは、
「自分にはどんなサインが出やすいのか」を知っておくこと。

仕事が忙しいときほど、

「あとここまでやれば」
「もう少し頑張れる」

と、ブレーキをかけにくくなります。

だからこそ、ストレスサインを意識できるようになることは、
自分の疲れに早めに気づくための、とても大切なスキルだと思っています。

しんどくなりきる前に立ち止まれるかどうか。
ここが、再発予防の大きなポイントになります。

もうひとつ感じたのは、
ちょっと話せる場所があることの大切さです。

深刻な相談でなくても、

「最近こんな感じで」
「実は少し疲れていて」

と、気軽に言葉にできる場があるだけで、心の負担はずいぶん変わります。

復職後は、どうしても「一人で頑張る」状態になりがちです。
だからこそ、完全に孤立しないための、ゆるいつながりの場が必要だと感じています。

そんな思いから、この交流の場は月1回ペースで続けていくことにしました。

復職はゴールではなく、スタートです。

そして復職後こそ、

・しんどくなりきる前のストレスケア
・自分のストレスサインに気づくこと
・ちょっと話せる場所があること

この3つが、とても大切になります。

ゆるリワークでは、復職前だけでなく、復職後も「ひとりで抱え込まない」ことを大切にしています。

これからも現場で感じたことを、少しずつ書いていきますね。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

この記事を書いた人

この記事を書いた人
辻本智美(公認心理師・作業療法士・精神保健福祉士)
精神科で20年以上勤務し、うつ病や適応障害などメンタル不調を抱える方の復職支援に携わってきました。
現在は、オンラインでのリワークプログラムやストレスケア講座を通じて、
「働く人が自分らしく回復し、安心して仕事に戻れる社会」を目指しています。

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