テレワーク中に休職された方へ。復職前に準備しておきたい3つのこと
在宅勤務がめずらしくなくなった今、テレワークに従事する方の中にも、うつや適応障害などのメンタル不調をきたして休職される方は少なくありません。
私が提供している、オンラインリワークでも、テレワークで働いていた方のご相談が多いです。お話を聞いていると、テレワークならではのしんどさが、じわじわと積み重なっていたのだろうな、と感じます。
たとえば、人とまったく話さない日が続いたり、仕事と生活の境界があいまいなまま時間が過ぎていき、気が付くと業務時間外にも仕事をしていたり。
こうした負担は、働いていたときだけで終わるわけではなく、休職に入ってからも続きやすいんじゃないかと思います。
テレワークのしんどさは、休職に入ってからも続きやすい
テレワークで仕事をしていた方が休職になったとき、
「休職しているけど、在宅勤務のときと環境が変わらない」
「リモートワーク用のパソコンが目に入るたびに、仕事のことを思い出してしんどくなる」
そんな風に感じる方は、とても多いようです。
自宅そのものが仕事場になっている働き方なので、休職に入っても気持ちが切り替わりにくいのは、無理もありません。「休んでいるはずなのに、休まった気がしない」という状態は、テレワークならではの難しさかもしれませんね。
ただ、この「気持ちが切り替わらない状態」をどう扱うかが、休職中の大切な課題にもなると考えます。自宅で過ごすときに、仕事と休息の時間を区別できるようになることが、復職後のストレスをやわらげることにつながるからです。復職後に在宅ワークをしながらも同じ状況にならないために、休職中に取り組めることをお伝えします。
テレワークで休職したときに、復職に向けて取り組みたいこと
1.オン・オフの切り替えを練習する
自宅がそのまま仕事場になるテレワークでは、休職しているのに、仕事の続きがあるように感じてしまうことがあります。机に座るだけで気持ちがざわついたり、パソコンに触れなかったり。
でも、復職後にスムーズに働くために、休職中からオン・オフの切り替える感覚を、身に着けることが大切です。朝の光を浴びて、1日をスタートする区切りを作ったり、仕事をしない場所を決めて生活の中に線を引いたり、一度作業スペースを片付けてリセットしたり。仕事用のパソコンを、目に入らない場所に置くだけでも、気持ちの休まり方が変わることがあります。
何をすれば切り替えができるのか、を見つけ出して、自宅でゆっくり休む時間を作れるようにしてくださいね。

2.人とのつながりをもつ
テレワーク中は、対面で人に合わなくても仕事が回ってしまうので、「気がつけば、今日は誰とも会わなかった」という日が続くこともあります。
そのうえ、休職に入ると、気力が低下して人と連絡をとるのが難しくなり、在宅勤務のとき以上に、孤立感を感じる方も少なくありません。
孤立感が強まると、不安や気分の落ち込みにもつながるので、できるだけ人の気配に触れるように心がけましょう。お店の人と話すだけでも良いですし、家族がいるなら一緒に食事をして団らんする。外出ができるようになれば、信頼できる知人と会う時間を作るのも良いですよね。
うつ症状が強いときは、一人でしっかり休むことも大切です。ただ、回復が進んできたら、人とのつながりをもつことが、復職後の安定にもつながりそうです。無理のない範囲で、人と会う機会をつくるようにしてくださいね。
体を動かすことを習慣にする
在宅勤務では、通勤がなくなる分、1日の活動量が大きく減ってしまいます。
会議室に移動する、階段を上り下りする、といった何気ない活動がなくなるため、自分で意識していないと、体をほとんど動かさないという日も出てきます。
うつ症状が強い時期は、動きたくでも動けないかと思いますが、回復してきたタイミングで、少しずつ活動する時間を取り入れていくことが、復職後の気分転換や体力の維持につながります。
朝起きる時間を決めて散歩に出てみたり、家事や買い物で体を動かしたり、庭や玄関の手入れをしてみたり。
大きなことをしようとしなくても、日常の中でできることを習慣化するだけで、心身の調子が整いやすくなり、健康的になりそうですね。

まとめ:テレワークで休職した人には、特有のしんどさがある
テレワークには、特有のしんどさがあるので、休職中から
・オンとオフの切り替え
・人とのつながり
・活動する時間をもつ
この3つを意識することで、復職後のストレスを軽くできるかもしれません。
焦らず自分のペースで、取り組んでみてくださいね。