国際学会で発表してきました!

先日、国際学会 PRCP & WACP 2025 にて、私たちの取り組みをポスター発表として紹介してきました。
PRCPはアジア太平洋地域の精神科の学会、WACPは 世界文化精神医学会 で、世界中から研究者や専門家が集まる国際学会です。
そのような場で発表の機会をいただけたことは、とても貴重な経験でした。

テーマは、メタバース(オンライン上の仮想空間)を活用した就労準備支援プログラム「NEXT」 です。

人と顔を合わせることに強い不安を感じる方や、休職・ひきこもりの経験から一歩を踏み出すのが難しい方にとって、対面でのやりとりは大きなハードルになります。
そこで「顔を見られる/見る」ことで生じる緊張を和らげられるよう、2Dメタバースを使ってセミナー形式で就労準備のスキルを学べる場をつくりました。

発表では、大学院時代の同期で現在は大学で研究をしている方が演者を務め、私はこのプログラムを実践している立場から共同研究者として参加しました。

紹介したのは、新しく開発した就労準備支援プログラム「NEXT」がどんな効果を持つのかを確かめるための、試験的な研究です。
現場の声から生まれたこのプログラムを、研究者と協力して国際学会で紹介できたことは、とても意義深い経験になりました。

まだ研究は続いていますが、この取り組みが「働きたいけれど不安が大きい」という方々の背中をそっと押すきっかけになればと願っています。

この記事を書いた人

この記事を書いた人
辻本智美(公認心理師・作業療法士・精神保健福祉士)
精神科で20年以上勤務し、うつ病や適応障害などメンタル不調を抱える方の復職支援に携わってきました。
現在は、オンラインでのリワークプログラムやストレスケア講座を通じて、
「働く人が自分らしく回復し、安心して仕事に戻れる社会」を目指しています。

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