ストレスで仕事がつらいと感じたら|最初に見直すべき、休み方のコツ

最近「仕事がしんどい」「なんだかイライラしやすくなった」そんな風に感じることはありませんか?

うつ病や適応障害などのメンタル不調は、ある日突然やってくるものではなくて、じわじわとストレスをため込みながら、「もうちょっとやらないと」と無理を重ねてしまう中で、気がつかないうちに、心が限界に達してしまうものなのです。

今回は、私がいつもカウンセリングでお話している、ストレスで仕事がつらくなったときに見直してほしい「休み方」についてお伝えしますので、メンタル不調や再発予防の参考にしてくださいね。

目次

疲れたときの「休み方」、間違っていませんか?

無理なリフレッシュが、ストレスを悪化させる理由とは

「ストレスがたまっているから、気分転換に出かけよう」「友だちに誘われたから、久しぶりに飲みに行こう」そんなふうに、“リフレッシュ”のつもりで休日に予定を詰め込んでいませんか?

仕事でクタクタの週末に、リフレッシュのために外出をするのは、かえって疲れを増やしてしまうことがあります。

外では気を張ってしまうものですし、一緒に行く家族や友人に合わせて会話を続けたりと、思っている以上に「気疲れ」する場面が多いものです。それに、移動することや身支度を整えることも、案外疲れるものです。

家に帰ったらぐったりしてしまった、月曜からがんばれると思ったけど、やっぱり気が重い、と感じるのなら、週末はリフレッシュのために外出をするよりも、自宅でゆっくり過ごすことをおすすめします。

ストレスからの回復には、刺激の強い「リフレッシュ」よりも、「静かに」「何もしない時間」が必要かもしれません。

ストレスは、積み重なるもの

ストレスは、毎日少しずつ積み重なって、心と体に影響を与えていきます。ストレスがどんな風に積み重なっていくのか、5段階でわかるチェックリストにまとめてみました。

1.なんとなく違和感がある

  • ため息がふえた
  • 寝つきが悪い
  • 体が重い
  • 食事を楽しめない

2.心や体に不調が現れる

  • 朝から疲れている
  • 頭痛や肩こりがひどい
  • イライラしやすい
  • 人に会うのが億劫に感じる

3.仕事や生活に影響が出る

  • ミスや忘れものが増えた
  • 判断力がおちる
  • 遅刻してしまう
  • 仕事に行きたくないと思う

4.心の限界が近づく

  • 休日はベッドから出られない
  • 食欲がない、または食べ過ぎる
  • 欠勤してしまう日がある

5.心と体が限界

  • 体を起こせない
  • 連絡ができない
  • 「消えてしまいたい」と思うことがある

「まだ大丈夫」「これくらいのストレスは誰にでもあるから」と思って、無理をし続けてしまう方はたくさんいらっしゃいます。一日一日をなんとかやり過ごしているうちに、限界になってしまうことがありますので、できるだけ早めにストレスに気が付いて対処することが、結果的には、早く回復することにつながります。

※ご家族や職場の同僚など、周りの方にこころの疲れが見られたときは、このチェックリストを活用して、休息をとるように促すのがよいかと思います。画像をクリックすると、ダウンロードできます。

チェックリストをダウンロードする

「休み方」を見直すことが、ストレスから心を守る第一歩

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。ストレスで仕事がつらくなってきたとき、「どこに行ってリフレッシュするか」よりも「どう休むか」を意識することが、心と体の回復に役立ちます。

無理なリフレッシュを手放し、静かに、気兼ねなく休める環境を整えてくださいね。

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まとめ

・ストレスは少しずつ積み重なって悪化します

・外出や人づきあいは、必ずしもリフレッシュにならないことがあります

・自分にとって、本当に休まる過ごし方を見つけることが大切です

・「何もしない時間」が、心と体を回復させます

この記事を書いた人

この記事を書いた人
辻本智美(公認心理師・作業療法士・精神保健福祉士)
精神科で20年以上勤務し、うつ病や適応障害などメンタル不調を抱える方の復職支援に携わってきました。
現在は、オンラインでのリワークプログラムやストレスケア講座を通じて、
「働く人が自分らしく回復し、安心して仕事に戻れる社会」を目指しています。

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