適応障害で休職中の方の声|オンラインリワークを受けて変わったこと

適応障害で休職中の方の多くが、こんな不安を感じています。

「職場に戻ったら、また同じことを繰り返してしまうんじゃないか」

休職をしてしっかり休養ができると、少しずつ体調は戻ってきます。外出しても寝込まなくなったり、趣味を楽しめるようになったり、「前よりは元気になってきた」と感じられる方も増えてきます。

ただ、その一方で、

「仕事のことを考えると不安になる」
「また同じ働き方をしてしまいそう」
「復職しても続けられる気がしない」

という気持ちが残っていて、なかなか復職を決めきれない方も少なくありません。

この記事では、オンラインリワーク「ゆるリワーク」を利用された方へのアンケートをもとに、プログラムを通じてどのような変化が起きたのかをご紹介します。

目次

「また繰り返すかも」——休職中の不安の正体

アンケートで「プログラムを受けていなければ、今どうなっていたと思いますか?」と聞いたところ、こういった声が返ってきました。

「また適応障害を起こし、退職の繰り返しをしていたと思う」
「悩みを悩みと気づかず抱え込んだまま、なんとなく回復して復職していたと思う」
「偏った考え方で自分を追い込み続けていたのではないかと思う」

休職は「回復する期間」ですが、発症のパターンを理解しないまま戻れば、同じことが繰り返されるリスクがあります。この不安の正体は、「自分が変われていない」という感覚にあることが多いです。

利用者の声①「考え方のクセ」に気づけた

アンケートの中で特に多かったのが、「自分の考え方のクセに気づけた」という声でした。

「自動思考に対して、今○○な思考になっているな、と自覚する機会がとても増えました」
「こんな考え方をしていたから怖かったんだな、不快に感じたんだな、と自分の心を客観的に見ることができるようになりました」
「自分の考え方に癖や歪みがあることに気がつけた」
「自分の感情を客観的に観察するという感覚が身についた」
「0か100かなど極端に考えてしまう時に、そのことに気づき受け止めるようになった」
「自分に優しい考え方に少しなっているような気がする」

例えば働き方だと、「修正を指示されるのが怖くて、締め切りよりかなり早く提出していた」というケースがあります。早くタスクが終わる分、次の仕事がどんどん来る、結果的に業務が減らずに疲弊してしまう。

職場のコミュニケーションでは、「わからないことを聞くだけなのに、相手の顔色をうかがってしまう」というケースもあります。ただ確認のために質問しているだけなのに、「迷惑をかけているんじゃないか」「怒られるんじゃないか」と感じてしまう。

このような考え方のパターンが身についていることで、職場環境が変わっても、また強いストレスを感じやすくなってしまうことがあります。

適応障害は「環境調整」が大切。でも、それだけではないこともある

適応障害は、ストレスから離れることで症状が改善しやすい疾患です。そのため、復職の際には、

・部署異動をしてもらう
・業務量を調整してもらう
・高圧的な上司から離れる
・短時間勤務に変更する

などの環境調整が有効とされています。

ただ、環境を変えられたとしても、また同じようなストレス場面に出会った時に、同じようにストレス症状が出てしまうことは心配です。

ゆるリワークでは、「どう働くか」「どんな時に無理をしやすいか」「どんな考え方をすると苦しくなりやすいか」を一緒に整理していきます。また、「認知行動療法」という心理療法を通じて、「本当にそこまで心配する必要があるのか?」「自分を追い込みすぎていないか?」という視点で、思考を現実的に見直していきます。

利用者の声②受講後の変化

実際に利用者さんからは、こういった声が届いています。

「実際にそのようにしてみることで、以前よりネガティブの度合いが減っている感覚があった」
「仕事に戻ることに前向きになれた」
「無事復職でき、以前より自分を追い込みすぎずに考えられるようになった」

認知行動療法の知識は、「頭で知る」だけでは変わりません。日常の中で少しずつ使えるようになることで、復職後の働き方が変わっていきます。

「近くにリワークがない」という方へ

もうひとつ、アンケートで印象的だったのが、「近くにリワーク施設がなかった」という声です。

「地方に戻ったら近くにリワーク施設がなかった」
「対面のリワークプログラムに不安があった」
「オンラインで伴走してもらえたのが助かった」
「昼は資格勉強や気分転換をしながら、夜にリワークへ参加できた」

都会では通所型リワークや医療リワークの選択肢が比較的ありますが、地方ではそもそも近くにリワークがない、集団でのリワークがまだしんどい、という方も少なくありません。

ゆるリワークはオンラインで完結するため、全国どこからでも参加できます。また、最短2か月・個別対応のため、自分のペースで進めることができます。

ゆるリワークを受けながら、復職される方もおられます。職場に戻って、実際にストレスにさらされるのか、もしストレスに感じることがあれば、そのストレスをどう受け流すのかを実践的に学べます。


こんな方におすすめです

アンケートの中で、利用者の方々が「こんな人におすすめ」として挙げてくださった声をご紹介します。

・肉体的には回復してきたけれど、再発が怖い方
・発症の原因はわかっているが、今後の対処法がわからない方
・通所型リワークに通える状況ではない方
・認知行動療法に興味があるが、どこから始めればいいかわからない方

まとめ

「休んでいるのに、何もできていない気がする」「早く復職しなければ」と焦っている方も多いと思います。

でも、ただ時間を過ごして体調が戻るのを待つのではなく、この時期に自分のパターンを整理しておくことが、復職後の働き方を変えることにつながります。

しんどい中でも少しずつ自分の考え方に気づいていくこと。それが、「また同じことを繰り返すかもしれない」という不安への、一番の備えになると思っています。

今の自分に何が必要か迷っていたり、復職に向けて一歩踏み出したいと感じている方は、まずは無料相談でお話しください。一緒に考えていきましょう。

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この記事を書いた人

この記事を書いた人
辻本智美(公認心理師・作業療法士・精神保健福祉士)
精神科で20年以上勤務し、うつ病や適応障害などメンタル不調を抱える方の復職支援に携わってきました。
現在は、オンラインでのリワークプログラムやストレスケア講座を通じて、
「働く人が自分らしく回復し、安心して仕事に戻れる社会」を目指しています。

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